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Camp News - 03.08.2011 

・開幕ロスター入りの厳しいペレス。これまで8イニングを投げ、防御率9.00、与四球5と結果が出ていません。球団はこの日首脳会議を行い、当分ブルペンへ配置という決断となりました。結果次第では解雇も考えられます。3年$36Mの大型契約の最終シーズンを前に姿を消すのは時間の問題です。

・5日のオープン戦でDHで出場したベルトラン。しかし右膝を痛め、5日間の休養となりました。不安定な健康状態ではシーズンが思いやられます。右翼手に転向すると明言したものの、フィールドには未だ立たず...。トレード案もこれで消えることでしょう。

・中継ぎ争いは熾烈となっています。特に復帰を目指すイスリングハウゼンがこれまで4試合に登板し、防御率2.25と結果を残しています。かつての豪腕クローザーが古巣で輝きつつあります。また、メジャー定着を狙う五十嵐は7日に3者連続三振に封じるなど、猛アピールを続けています。

it's that time again 

長いオフが明け、ついに球春の到来。メッツの2011年もまもなく始動です。

年始からこれまで投手ではヤング、カプアーノ、バックホルツ、ボイヤー、バーダック、野手ではハリスなどベテラン選手と契約を結びました。選手の層を見ていくと、先発ローテーションではサンタナが開幕アウトも、ペルフリー、ディッキー、ニースの3人に加え、前述のベテラン勢の補強で人材は豊富。リリーフ勢では高橋とフェリシアーノの両左腕の移籍で右腕が多くいます。一方野手では昨年ケガに悩まされたベルトラン、ベイ、レイエスも完治しており、主砲ライト、若いデービス、トーリーらメンバーは昨年とほとんど変わっていません。

キャンプでの注目ポイント
1.先発ローテ争い
エースのサンタナは開幕絶望。ローテでは前述の3名を除いた2枠はワイドオープン。

2.二塁手争い
ベテランのカスティーヨに、セカンドに移るマーフィー、新加入のエマスら若手が挑みます。

3.ワインポイント・レフティー争い
高橋とフェリシアーノの穴埋めは必須。若手からベテランまで、まさにオーディション。

今後はキャンプ・ニュース、オープン戦レポートなどぼちぼちと開幕まで更新します。

2010 Opening Day Roster 

2010年シーズン、メッツは明日いよいよ出陣です。決定となった開幕ロスターを私のミニ解説と共にリストにしてみました。偏見も入っています。

先発陣
サンタナ.....昨年はシーズン後半はケガで離脱。エースとしてチームを引っ張ります。
メイン.....近年ケガに大きく悩まされている右腕。スタミナ不足が課題。
ニース.....若い左腕。昨年はメジャー定着のチャンスをもらうも、ケガでフイに。
ペルフリー.....伸び悩む次期エース。四球病と精神面の克服が必要。
ペレス.....悩める左腕。カギは球威。四球は多いのはデフォルト。

リリーフ陣
ロドリゲス.....守護神。独り相撲なのはご愛敬。
フェリシアーノ.....左殺しのスペシャリスト。対フィリーズ戦では重宝。
高橋.....マイナー契約ながら開幕メジャー。2番手の左腕。
五十嵐.....オープン戦ではほとんど結果は出ず。まずは6回ぐらいから。
ニエベ.....昨年はケガするまではローテの一員。球威は中継ぎ向きか。
メヒア.....若干20歳の豪腕。2Aからいきなりメジャーのマウンドへ。
グリーン.....今季からはアンダースローに転向。左打者に弱いのが課題。

スタメン
1.コーラ.....レイエスの代役で開幕・ショート。ベテラン。
2.カスティーヨ.....昨年は移籍後、最高の成績。繋ぐ打撃。
3.ライト.....本塁打10本に終わった昨シーズンから筋力アップ。
4.ジェイコブス.....ケガをしたマーフィーに変わって開幕4番。パワーは十二分。
5.ベイ.....新加入の強打者。HR不足を救います。
6.マシューズ.....リハビリ中のベルトランの代役で開幕センター。両打ちは○。
7.フランコーア.....昨年途中から移籍し、メッツでは.300、10本。強肩。
8.バラハス.....開幕正捕手を勝ち取ったのは強肩強打のバラハス。

控え陣
ブランコ.....強肩のベテラン捕手。サンタナ専用のキャッチャー。
テハダ.....21歳の堅守ショート・ストップ。アピールできるか。
ペガン.....開幕センターの座は獲られずも、出場機会はあり。
タティース.....通称ゲッツー男。代打では一発に期待。
カタラノット.....地元NY州出身の代打の切り札。

開幕DL
マーフィー.....オープン戦でケガをし、離脱。復帰は5月か。
レイエス.....病気のため出遅れ。しかし復帰は来週。
ベルトラン.....開幕から主砲が抜けるのは痛い。復帰は6月か。

Light and Dark 

メッツはオープン戦・7戦目のナショナルズ戦を僅差で制し、今春5勝目。この日は投手に明暗が別れる結果となりました。

まずマウンドに上がったのはペレス。奮起が期待される今季の初登板でしたが、初回に本塁打1本を含む3失点と苦しい立ち上がり。その後もあまり良い投球とはいえず、3回を7安打5失点の内容で降板。懸念されていた四球はわずか1つだっただけに、今後良くなると願いたいところです。

一方、ペレスのあとを受けて登板したのは高橋。ビザの問題で、ようやく登板を果たしました。初回に10球で3三振を奪うなど、素晴らしい立ち上がり。続く5回には無死一塁三塁のピンチを迎えるも、三振、三振、外野フライで切り抜けます。もう1イニングも無失点に抑え、上々のデビュー戦となりました。この日は3イニングを投げ、被安打1、無四球、6奪三振の投球内容で、この日の勝利投手に。

打線は4点差の3回にサントスのランニング満塁ホームランで逆転。5-5の6回にはライトのタイムリーで勝ち越します。7回からは、ミッシュが一人で最後まで無失点に抑え、6-5で試合終了。ペレスは良くなかったものの、先発5番手の座を争う高橋とミッシュがそれぞれ好投を見せ、暗・明・明の一日でした。

they're back, Davis shines  

メッツはオープン戦・3試合目、ホームでカージナルスを下し、今春2勝目。主力がようやく実戦に復帰しました。

初回にライトの2ランなどで一挙3点先制。昨年の鬱憤を晴らすような一撃を最初の打席で放つのはさすが。ライトらしい逆方向への一発は本人も満足でしょう。

一方、良い形で先制した打線に対し、投手陣は…。先発のナックルボーラー、ディッキーは2回まで好投も、3回に突如乱れます。結局3回も持たず、7安打5失点で惜しくも良い結果とはならずに降板。

ビハインドの展開も、打線は中盤に爆発し、一挙に7得点。終盤には1点差と迫れられるも、8回にチームのNo.1プロスペクト(有望株)、デービスのグランドスラムなどで突き放し、17-11で勝利しました。両チーム合わせて28得点とオープン戦らしい試合でした。この日もあえなく観られなかった…。明日はようやくフル試合観れます。ちょうど五十嵐も登板予定でラッキー。